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2010年3月19日

シナピスセンター主催「大阪希望館報告会」の感想文を寄せていただきました

カテゴリー: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 1:36 PM

2月27日、カトリック大阪教区者会活動センター・シナピスセンター主催による「野宿者支援研修会」が阿倍野教会で開催され、約40名の方が参加されました。その中で「大阪希望館」の沖野事務局次長が『大阪希望館』の報告を行いました。この度、研修会に参加された阿倍野教会社会活動委員会の野村嘉寿子様から「感想文」を寄せていただきましたので、以下に紹介させていただきます。

『大阪希望館報告会』に参加して   

   阿倍野教会社会活動委員会 野村嘉寿子

 研集会では、最初に『ふるさとの家』の本田神父さんから釜ヶ崎の近況についてお話がありました。釜ヶ崎で活動する釜ヶ崎キリスト教協友会の基本は「宣教活動はしない」「その人を人として大切にする」を合言葉に活動していることが触れられ、厳しい状況におかれている人たちに対する視点やボランティア活動の基本が強調されました。

 ついで、大阪希望館沖野事務局次長からプロジェクターを使って大変わかりやすく説明されました。大阪希望館は公的な支援を求めず、宗教組織・労働組合・市民など民間の善意のカンパによって運営されています。大阪希望館は住居と職を失いやむなく野宿者にならざるを得ない労働者の相談に乗り、アパートの世話や健康回復や就労への協力をおこない、その人の再出発を支援しています。現在、20代から40代を中心とする18名の人がアパートに入り、すでに5名が卒業して社会復帰してがんばっています。

 さらに卒業生の第一号のYさんから自らの経験を報告されました。S県で働いていたが、派遣切りで職を失い、野宿生活をしながら西成に来て、NPO釜ヶ崎支援機構と大阪希望館との出会いによって「その日をどう過ごすか、死ぬことしか考えられなった者が大切に生きていこうと考えるようになった。本当に助かった。困っている人たちにこんな支援組織があることを知ってもらいたい」とトツトツと語られたのは大変な感動でした。

 昨年1月に司教団から発表された「2009年いのちを守るための緊急アピール」がひとつのきっかけになって大阪希望館が誕生し、少しずつ活動が積み重ねられていることを知りました。阿倍野小教区評議会では大阪希望館の発足に協賛し、新年度からも経済的な協力の方向で話し合いが進んでいます。今日の話し合いの中で、「どうしたら大阪希望館のボランテイア活動に参加できるか」という積極的な質問もあり、私もいろいろ学び、参加していきたいと思っています。

※文中の「2009年いのちを守る緊急アピール」は下記からご覧になれます。http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/doc/cbcj/090113.htm